- タイトル
- メタファー:リファンタジオ93
- ハード
- PS4
- メーカー
- アトラス
- 販売本数
- 約37,000本
- 累計本数
- 約37,000本
累計販売本数37,000本、2024年ゲームソフト売上ランキング100で93位のタイトルです。 深夜、ふと目が覚めて、眠れなくなった時に始めたのがきっかけでした。 最初は、なんとなく。 ですが数時間後にはもう、引き返せないところまで来ていた気がします。
画面越しに感じる温度、重たい静寂、そのすべてがリアルで。 気づけば自分の手で「誰を救うか」を選び、「誰と対立するか」を決めていました。 人の心に踏み込むような対話イベントと、現実の構造を思わせる階級社会の矛盾が重なることで、ただの冒険では終わらない奥深い物語が展開されていきます。 戦う理由すら見失いそうになる瞬間、その問いかけがプレイヤー自身に返ってくる構成がとても印象的でした。
- 職業ごとに戦術が激変するタクティカルバトル
- 王位継承をめぐる政治ドラマが中心
- 選んだ言葉や態度が仲間との関係を大きく変える
序盤は「選択」が重くのしかかってきます。 誰かの意見に反対すれば、別の誰かが離れていく。 その連鎖の中で、主人公が変わっていく姿が丁寧に描かれます。 感情的な場面も多く、思わずコントローラーを置いたことも一度ではありません。
一方、戦闘はどこか懐かしさもあるコマンド式。 ただしタイミングや位置取りも重要で、完全なアクションでもなく、完全なターン制でもない。 まるでチェスとリズムゲームの中間のような新感覚。 技の一つ「スピリットリンク」は仲間との絆が深まることで進化し、使い方次第で戦局を一変させます。
ストーリー自体は一本道ではなく、多層的なルートに分岐しています。 全体を通して約60〜80時間はかかる大ボリューム。 とはいえテンポの良い会話とイベント構成のおかげで、時間の長さは気になりませんでした。 むしろ終わってしまうのが寂しかったです。
他プレイヤーからの声としては、キャラクターの掘り下げが丁寧である点や、音楽の没入感が高く評価されています。 逆に「話が重たすぎる」と感じる方もいるようですが、そこもまた魅力なのかもしれません。 優しいだけのRPGではないという意味で。
筆者は2周目でルートを大きく変えてみましたが、全体の印象がまったく違うものになりました。 正義とは何か、民を導くとはどういうことか。 ゲームを通して問い続けるこの構造は、単なる娯楽を超えた体験に感じられます。
ここまで没頭できた作品は久しぶりでした。 決して明るくはない展開が続きますが、そこにリアリティと希望が共存しているように思います。 メタファー:リファンタジオは、心を掘り起こすような、不思議な力を持つゲームだと感じてます。
この記事は「ゲーム年間売上ランキング」の2024年に関連する内容です。 一部の文章は、ChatGPTを活用して構成・修正しています。