シンギュラリティポイント
- No
 - 59
 - Cate
 - 科学
 - Route
 - 存在証明のオートマトン(5)
 
数学者ヴァーナー・ヴィンジと発明家レイ・カーツワイルが提唱した概念で、人工知能の研究がこのまま発展した場合に起こり得る「人間よりも高い知能を持つ人工知能が発明される時点」の事を指す。 日本語では『技術的特異点』と訳される。 2人は、シンギュラリティポイントに到達すると、それ以降のその人工知能が人間に頼る事なくより優れた発明を行えるようになり、人間を主体とせずに文明が発展し始めるという、人類史上の大きなパラダイムシフトが起こると予想した。 カーツワイルは2045年前後にはシンギュラリティポイントに到達すると提唱しており、他の人工知能学者の多くも、遅かれ早かれその時は来ると考えている。 ただし、その時に人間がどういう立場に置かれるのかについては意見がわかれている。