MOTHER2

ストーリーが秀逸。 町の人々のセリフ一つ一つが名言。 音楽がオシャレでバラエティに富んでいる。 レベルのみ上げれば強くなる。 など、このゲームの良いところをあげるときりがない。

とにかく単純、且つ簡単でよくできている。 ストーリーも「次の町ではどんなことが起こるんだろう？」と楽しみになるほど良い。 そしてラストの感動は...泣いた記憶しかない。

ビッグブリッジのテーマ

SFCで発売された「ファイナルファンタジーV」に新たな要素を追加してGBAに移植した作品。 クリスタルの力を人類の文明に利用した世界。 暗黒魔導師エクスデスの暗躍により段々と世界の崩壊が始まる。 力を合わせその野望を阻止する物語。

キャラの職業が自由に選択できるジョブチェンジシステム。 職業の数は豊富。 より状況や敵の相性にあわせた戦略が立てられるようになった。 GBA版では新たなジョブも追加されており、このタイトルでしか見られないものもある。

FFシリーズの人気キャラ「ギルガメッシュ」が初登場したタイトルでもある。 FF好きなら耳にしたことがあるビッグブリッジのテーマ。 ギルガメッシュ戦闘で用いられているこの曲が、戦闘により臨場感を与えている。

戦闘アニメの出来がGBAとは思えない

戦闘アニメが他のGBAゲームと比較して頭一つ抜けている。 前作スパロボDの戦闘アニメを並べて表示すると、とても同じハードとは思えない。

例えばDにおけるビームサーベルのアニメ。 これは機体のアニメなどは一切無く、ビームのエフェクトだけで斬撃を表現していた。 しかし、Jでは機体自体がきちんと動く。 今でこそ携帯機のスパロボも十分アニメに力を入れていると思うが、発売当時は携帯機でここまで出来るのかと驚かされた。

悪かった点は敵のAI。 敵は攻撃を仕掛けてくる際、命中率が0％の相手に対し攻撃範囲に入っても仕掛けてこない。 元々スパロボはリアル系の回避能力を高めて単身もしくは少数で突っ込ませ、いわゆる回避盾をしながら反撃で敵を削っていくプレイスタイルが強力とされてきた。 このワンパターン戦略の対策として、こういうAIにしたのだと思われる。 プレイする側としては、強化した機体がスルーされて思う通りのプレイができないのは少し苦痛だった。

後のスパロボでは連続ターゲット補正、プレースメント補正など、回避至上のバランスに今作のAIとは別の答えが用意された。 だからといって、今作は失敗作かと問われれば答えは否だ。

前述の通り戦闘アニメを始め、スパロボとしての出来は悪くない。 今からプレイするにはハード的な意味で少々難しいとは思うが、一度触れてみてほしいおすすめスパロボであることは間違いない。

据え置き機で発売してほしかったスパロボ

戦闘結果が完全固定にしたところを評価したい。 例えば命中率30％で当たっても「リセットすれば避ける」といったやり直しができない。 要するに、そこまでの進め方や戦略性が重要になってくるのだ。

惜しいのはハード面。 「GBAで出す理由があったのか？」と感じる。 幅広いハードで出したい思惑があったのだと思う。 しかし、据え置きゲーム機で出した方がクオリティを高くできたのではないだろうか。 なので、今プレイするのであれば、据え置きゲーム機ではないが、リメイク版のPORTABLEをおすすめしたい。

軽量？中量？重量？

マリオカートシリーズの第3作目。 登場キャラはマリオカート64を踏襲した以下の面々。 軽量キャラ、中量キャラ、重量キャラの3種類に分類され、計8キャラで構成されている。

1. 軽量＝キノピオ、ピーチ、ヨッシー
2. 中量＝マリオ、ルイージ
3. 重量＝ワリオ、ドンキーコング、クッパ

軽量ほど加速力があり、重量ほど最高速が速い。 コースはマリオカート8デラックスにも登場する「リボンロード」、SFC版から人気があった「レインボーロード」など計20コース以上。

キャラが重さ別に分類されているので、コース、グランプリによって使い分けることで勝敗が左右する。 好きなキャラを使うことはもちろんだが、直線の多いコースは重量キャラ、カーブの多いコースは軽量キャラといった感じで使い分ける。

ゼロシリーズの1作目

ロックマンシリーズの外伝的な作品。 ゼロ（主人公）が遠距離のゼロバスター、近接武器のZセイバーを使って様々なステージを攻略していくアクションゲーム。 アクション性が高く、マップやボスなども高難易度。

即死トラップが多数配置されたどんどん登っていくマップ。 ロックマンシリーズ恒例のラストステージでのボス連戦。 など、様々な苦労の末にエンディングを迎えた時の達成感は計り知れない。

15分でクリアも可能

ステージをクリアするとリザルト画面が出る。 クリアタイム、倒した敵の数、被弾したダメージ数など、様々な記録を元にクリアランクが設定される。 いかに素早く被弾も少なく攻略し、その中でもきっちりと敵を倒していくかなど、1つのステージを最高ランクでクリアするためには色々な工夫が必要になる。

多数のステージがあり、2つ目のステージをクリアすることで、ストーリーに関わらないステージはスキップ（エスケープユニット）が可能になる。 このシステムを駆使することで、大半のステージは無視できるようになる。 なので、早ければ15分程でゲームクリアできる。

手強いシミュレーション

本作以降も名作が多いFEシリーズだが、その骨組みは「封印の剣」で完成したように見受けられる。 謳い文句通りの「手強いシミュレーション」をお望みの方は、一度手にとってほしい名作である。

失った仲間は戻らない

失った仲間は戻らないが、仲間を犠牲にすれば比較的簡単に先へ進める。 しかし、そのプレイヤー自身の考え方がゲームにダイレクトで反映される。

高難易度のスパロボ

難易度が結構高いスパロボ。 1週目では分岐によって、やめてしまいそうな高難易度のマップもある。 良かったのはマクロス7の歌システム。 歌を使用して時間を掛けさえすれば、難易度の高いマップでも攻略できる。

少し悲しいRPG

仲良しの4人と1匹の幸せな家族で育ったリュカ。 ある事件をきっかけに、身近な出来事や世界の危機を救うRPG。 ゲーム内で起きる出来事はかなり凄惨で残酷。 なのに糸井重里らしい独特のセリフ回しで気が抜ける。 それが物語の重さを中和していて、途中で悲しすぎて投げ出したりせず楽しくプレイできた。

前シリーズから続くドラムロール式のHP表示も健在。 致命的なダメージを受けても、HPが0になるまでに急いで回復行動をすれば助かる。 攻撃に合わせてボタンを押してコンボを繋げていく新しいシステムも、リズムゲームみたいで楽しい。

最後はゾフィーも登場！

ウルトラマン、ウルトラセブン、帰って来たウルトラマンのストーリーを再現したステージをクリアしていくシミュレーションゲーム。

ただの原作の再現ではなく、各作品同士がクロスオーバーするステージもある。 これはファンには嬉しい要素だろう。

難易度は低く、機体や武装を強化すればウルトラマンなしでもクリアできる。 最終ステージのラスボスはウルトラマンAの巨大ヤプール。 最終ステージ限定でゾフィーも登場する。